華僑

…じゃなくて、佳境。
      
昨年の春に始まった本作りだけど、企画が持ち上がって約1年たって、やっと本格始動(構想1年ってヤツ?)
昨年はなぜか、本作りにはちっとも「気」がいかなかった。相方始め、両親の入院や病院通いなどで、じっくりと本に向かう余裕がなかった。
それでも、頑張って書こうとすれば必ず邪魔が入る、向かおうとすれば気が散る…の連続で、まーーったくと言っていいほど進む気配なし。私だけでなく、著者のA氏も他に気が向いていたせいか、「まだ天の時が来ないのか…」なんて、のったり構えていたし、今まで手伝ってくれていたA氏の秘書Y子女史も、ぜーんぜん興味ありませーんと言った感じでノータッチ。
それがどうよ。年が明けたとたん、なぜか私が急にモチベーションが湧いて来て、今年は完成!モードになってしまった。
折りしも、両親が東京に行くことになり、私にはぽっかりと時間が空き、当のA氏も前回の構想とは違う200Pものの本にすると言い出し、助手のY子女史も今年は本作りを手伝うからと言ってくるし、なんか一気に全員のエネルギーが集中してき始めた。A氏の言う「天の時」が近づき始めたのかもしれない。だからと言って、むちゃくちゃを言っても言いわけではない。
発行はA氏の東京講演の日、5月10日だと!
いやいや…いくらなんでも、それは無理でしょう、と笑ってごまかしては見たものの、印刷会社のU氏もデザイナーもS氏も、「やってやれないことはない」ムード。
おいおい…と冷や汗流しながらも、私自身心の底では、「やってやろうじゃないか」とか思っていたりする。いや、それどころか「やれる!」という根拠のない確信があったりして…。
早速、昨夜からY子女史が泊り込みでうちに手伝いに来た。さすが第一秘書だけあって、「ここの資料」と言うなり、頭にすべて入っているのか、さっと出して来るからありがたい。気分的にも楽になり、作業はかなり進んだ。その上、食事のピザまで取ってもらって、相方も「いつでもどうぞ!」とゴキゲン。
      
けど、うちにいると電話はかかるわ、誘惑は多いわ、家事はせんならんわで、落ち着かないせいか、次回は相方には申し訳ないが、Y子女史見張りの中で、女史宅で2泊3日の缶詰に(泣)。
に、しても、動くときは一気に動くもんだなー。ドキドキワクワクのこんな緊張感はきらいじゃないし、他の仕事よりよほど楽しいんだけどね…
に、しても、“今週は実家で家族と花見、来週は友人たちと花見”の計画はいったい…??