一難去って…

一難去って…またまた一難。
昨日は母の検診結果を聞きに県病へ。付き添いと用事と親睦などを兼ねて、兄とパラグアイから来ていた従兄弟と父が共に病院へ行ったのだが…
その病院で、なんと父が倒れたのだという。
足がもつれて様子がヘンだったらしいが、やがて嘔吐が始まった。それは激しく、トイレに行くのも間に合わず、撒き散らしたらしい。
折りしも、ちまたではノロウィルスが猛威を奮いそうな気配。誰もが、感染を恐れて神経がピリピリしているところ。嘔吐の汚物から感染することが多いという情報のみを鵜呑みにして、たまたまその現場を見た人は大騒ぎだったらしい。
しかし幸いなことにそこは病院。早速父は検診に回された。
CT、MRIなどの多くの検査を経た結果、軽い脳梗塞が発覚。当然、即、入院となったが軽いのと処置が早かったこともあり、大事には至らなかった。
さすがにほぼ2週間おきに、3度目の入院となると本人はショックを隠し切れない様子。だが、どう考えても父は悪運が強いと思う。
毎朝、毎晩の祈りが功を成しているとしか思えない。
本当は、母のガンが転移している報告を聞くことがメインだったはずなのに、母もそれどころではなくなっている。
これもまた幸いとしか言えない。母の落ち込む気持を救ってくれたような気がする。
起こることは起こることとして受け止め、その中からありがたかったことを見つけると、感謝すべきことは多々ある。
ことあるごとに、厳しい冬の寒さの中で、柔らかな陽だまりを見つけるように、天から差し込むその光の暖かさの大切さを感じている。