映画のチカラ、縁のフシギ

今日、国際平和映画祭でエルサルバドルの映画を見た。12年も続いたという内戦の模様を子供の視点から描いた秀作だった。
映画の後、この映画の原作者兼脚本家のトークショーもあったが、彼は子供時代を銃撃戦の中で過ごし、生き延びた人だった。
彼が生き延びたことで、この映画を通して、私は中南米の小国で起こっていた残酷な事実を克明に知らされた。
子供の目を通して見た映画だったからこそ、リアルで胸を締め付けられた。
真摯に映画について語る原作者はとても美しいオーラを発していた。心のきれいな人なのだのだろうと感じた。
それにしても…と改めて私が感じるのは、縁の不思議さである。
相方がエルサルに行っていなかったら、私はこの映画を見なかったろうと思う。もっと言えばこの映画祭を知ったのは、映画館でバッタリ会った相方の知人から教えてもらったということだ。ここにもまた縁の不思議さ有難さを感じずにはいられない。
さまざまな縁に紡がれながら、私は新たな出会いをし、気づきをする。この不思議のチカラを映画を見ながら改めて感じてしまったのだ。
原作者が生きていなかったら、相方に出会わなかったら・・そんな「偶然」に導かれながら私は今、ここにいて感動をし、世界の出来事を目にしているのだと思うと一瞬一瞬に感謝をせずにはいられない。